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古都プラハの名門オーケストラが新年に贈る名曲の数々

プラハ交響楽団 ニューイヤー名曲コンサート

指揮:ウカシュ・ボロヴィチ/ヴァイオリン:千住真理子

タイトル プラハ交響楽団 ニューイヤー名曲コンサート
日 時 2013年1月19日(土) 2:00pm開演(1:30pm開場)
会 場 札幌コンサートホール Kitara大ホール
料 金

完 売
多数のお申し込みありがとうございました。

出 演

ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)、千住真理子(ヴァイオリン)、プラハ交響楽団

※指揮者が変更となりました。詳細はこちら

曲 目
  • スメタナ:交響詩「モルダウ」
  • メンデルスゾーン:ヴィオリン協奏曲
  • ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
リンク
コード

[Pコード] 173-922 [Lコード] 11823

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ヨーロッパ屈指の音楽の都として人々に愛されてきた古都プラハが世界に誇る名門オーケストラ、プラハ交響楽団によるニューイヤーコンサートが3年ぶりに札幌で開催されます。

2001年以来、2~3年毎にKitaraで開催されてきたプラハ響ニューイヤーは、これまですべて完売、不動の人気を得ております。このオーケストラならではのボヘミア魂を比類ない名人芸でたっぷりとご堪能いただける「モルダウ」と「新世界」、そして6回目となる2013年ニューイヤーは、第1回札幌公演で共演した千住真理子を再びソリストに迎えて「メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲」をお贈りいたします。薫り高い名曲名演で、新年を迎えるひとときをお楽しみください。

当初出演を予定しておりました指揮者イルジー・コウト氏が頚腕症候群と頚椎椎間板症のため来日が不可能となりました。代わりにプラハ交響楽団の常任客演指揮者でもあり、オーケストラからの信頼も厚く、コウト氏が推薦するウカシュ・ボロヴィチ氏が指揮を務めることとなりました。ボロヴィチ氏につきましては、下記をご参照ください。この度の変更につきまして何卒ご了承いただきますよう、謹んでお願い申し上げます。

ウカシュ・ボロヴィチ LUKASZ BOROWICZ

若き指揮者ウカシュ・ボロヴィチは、2010年にシュレスヴィーヒ=ホルシュタイン音楽祭でコンサート形式のオペラ「ハルカ」でデビューし、高い評価を得た。以来、彼の人気はますます高まっており、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルリン・コーミッシェ・オパー(2012年のラ・ボエーム)、ライプツィヒMDR交響楽団(2012年クルト・ヴァイル・フェスト)、ハノーファーNDR放送フィル、デュッセルドルフ交響楽団、シュターツカペレ・ハレ、イエナ・フィルハーモニーに招かれて指揮をしている。また2011年のシュレスヴィーヒ=ホルシュタイン音楽祭にも再び出演した。

ボロヴィチは2010年からベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と継続的に仕事をしており、イギリス系ポーランド人作曲家アンジェイ・バヌフニクのオーケストラ作品の録音をCPOレーベルで行っている。このプロジェクトは2013年に完成する予定である。

ボロヴィチはポーランド放送交響楽団と共にヨーロッパ全土とアジアでツアーを行っており、2007年から同団の首席指揮者を務めている。同団は多数のCDをリリースしており、ケルビーニの「ロドイスカ」、スタトコフスキの「マリア」、ルイ・シュポーアのの「アーサー王の冒険」が含まれている。ボロヴィチの録音はディアパソン・ドール(2010年3月)、ポーランド・フレデリク賞(2007、2010年)BBCミュージック・オーケストラル・チョイス(2010年8月)を受賞しており、ミデム・クラシカル・アワード(2008年)とドイツ批評家賞(2009年)にノミネートされた。

ボロヴィチはポーランド国立ワルシャワ歌劇場、クラクフ歌劇場で定期的に指揮している。

1977年にワルシャワで生まれ、ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーでボグスワフ・マーディに師事、その後同音楽院でアントニ・ヴィットの指導の下、指揮で博士号を取得した。2005-2006年のシーズンにはポーランド国立ワルシャワ歌劇場でカジミエシ・コルドのアシスタントを務めた。それ以前はワルシャワ・フィルでアントニ・ヴィットのアシスタント(2002-2005年)、ブダペスト祝祭管弦楽団でイヴァン・フィッシャーのアシスタント(2000-2001年)を務めている。2006年にはポズナニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に任命された。文化省から複数の補助金を授与され、トレント(1999年)、アテネ(2000年)、ポルト(2002年)、バンベルク(2004年)の4つの指揮者コンクールで入賞している。またポリティカ・ウィークリーより「パスポート」賞も受賞している(2008年)。

ボロヴィチは、その国際的な活躍の中で、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルリン・コーミッシェ・オパー、ハノーファーNDR放送フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、グラーツ歌劇場、マルセイユ歌劇場管弦楽団、スロヴァキア放送交響楽団、プラハ交響楽団、ロシア国立フィルハーモニー管弦楽団、コペンハーゲン・デンマーク放送交響楽団、ウクライナ国立キエフ・フィルハーモニー管弦楽団、イスタンブール国立交響楽団で指揮をしている。

千住真理子 Mariko Senju (Violin)

2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶応義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。

1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。 1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。

2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。 2003年8月にEMIミュージック・ジャパンより移籍第1弾となるCD「カンタービレ」を発売し、高い評価とセールスを記録。2010年はデビュー35周年を迎えた。2012年は、全国でワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・クラシカ合奏団とツアーを行う。

コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍中。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、ヴァイオリンの詩2」母との共著「母と娘の協奏曲」(以上時事通信社)など多数。

プラハ交響楽団 PRAGUE SYMPHONY ORCHESTRA

プラハ交響楽団は1934年の秋、指揮者のルドルフ・ペカーレクによって創立された。彼は、この新しい楽団の活動分野を「フィルム」、「オペラ」、「コンサート」と定義し、その略称であるFOKは同楽団の名称の一部となった。FOKは、チェコスロヴァキア放送の生放送に定期的に出演することによって名を広め、経済的に存立できる団体に成長したが、この活動の主たる推進者として創立以来活躍したのはヴァーツラフ・スメターチェクであった。

 スメターチェクは短期間のうちに、同楽団を国内の熾烈な競争に充分に耐えうる大規模な交響楽団に発展させることに成功した。1942年には、首席指揮者に就任し、その立場により30年間にわたって同楽団を率いた。スメターチェクのリーダーシップのもと、FOK交響楽団は高い演奏水準を誇り、国際的な名声を得るオーケストラとなった。

 1952年、プラハ市は同楽団に市を代表するオーケストラという地位を与えた。長く使われてきた「FOK」という頭文字を残し、オーケストラの新しい名称は「首都プラハの交響楽団FOK」となった。1957年には、ポーランド、イタリア、オーストリアとドイツを含む初の国外ツアーを行うことによって国際舞台に踊り出た。

スメターチェクが首席指揮者を退いた後、この役を担った、イルジー・ビエロフラーヴェク(1977-89)の仕事は、同楽団の集中的な芸術的成長の観点において重要な時期を印すことになった。2006/2007のコンサート・シーズンからはイルジー・コウトが首席指揮者の地位を担っている。

 さらに、同楽団の実力を示す証として挙げられるのは、チェコおよび世界中の作品をレパートリーとしたレコード、ラジオ、およびテレビにおよぶ多様な録音作品である。

プラハ交響楽団はその歴史の中で、多くの優れた指揮者および広範囲のソリストたちと共演している。同楽団は、ヨーロッパ各地と共に、日本と米国にて頻繁に演奏しており、その他にも南米、プエルトリコ、台湾、韓国、トルコ、イスラエルなどの国々を訪れている。

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