ソロ・デビュー15周年!津軽三味線のスーパープレイヤー
上妻宏光「生一丁!」 Tour 2015 “伝統と革新”
タイトル | 上妻宏光「生一丁!」 Tour 2015 “伝統と革新” |
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日 時 | 2015年9月18日(金) 7:00pm開演(6:30pm開場) |
会 場 | 札幌コンサートホール Kitara小ホール |
料 金 |
全席指定 ¥ 5,400 (税込) ※車椅子席 ¥ 2,000 (オフィス・ワンで取り扱い) ※未就学児の入場不可 |
予定曲目 | 津軽じょんがら節、津軽よされ節、津軽おはら節 他 |
リンク | |
コード | [Pコード] 264-043 [Lコード] 14541 |
数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、邦楽界で高い評価を受けつつ、ジャズ、ロック、民族音楽等、様々な分野のアーティストとの共演で、独自の世界を切り開いてきた三味線プレイヤー上妻宏光が、ソロ・デビュー15周年を記念して、4年ぶりのツアーコンサートを行います。
日本独自の弦楽器である三味線は、インド、中国から沖縄を経て伝わり、江戸中期以降日本各地の土着芸能と融合して発達してきました。 当時最北端の地、津軽で独自の発展を遂げたものが津軽三味線として知られております。
津軽三味線は、新潟地方の瞽女(ごぜ)といわれる盲目の女性たちが門付けをしながら北へ流れ、やがて津軽の地で唄や踊りを取り入れた民謡の一座が組まれて日本各地で巡業が行われるようになりました。当初伴奏楽器であった三味線が、しだいに聴衆の心を掴みソロ楽器として認められるようになったようです。
現在、伝統楽器の演奏もスピーカーを通して聴かせるのが大半であり、“生音”で聴くことのできる機会がほとんどなくなってきました。上妻宏光は“洋楽器と三味線の融合による進化の可能性”を追求する一方、三味線の歴史を考え、“生音にこだわる自分”がいてもいいとの思いから、この「生一丁!」ツアーを行っており、通算公演数は100回を超えております。是非この機会に上妻の真骨頂である津軽三味線生音の響きを体感してください。
上妻宏光 (津軽三味線)
1973年茨城県出身。
6歳より津軽三味線を始める。幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、純邦楽界で高い評価を受ける。
ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、2001 年にEMI ミュージックジャパンより『AGATSUMA』にてメジャーデビュー。
同アルバムは「第16回日本ゴールドディスク大賞 純邦楽アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
2ndアルバム『BEAMS ~AGATSUMAII』は、Domo Recordsより全米リリースされ、アメリカ東海岸ツアーも行う。
2005年にはEUツアーも行い、6thアルバム『○-エン-』は再度日本ゴールドディスク大賞を受賞。7thアルバム『蒼風』は、宝塚月組公演レビューにて音楽制作を担当した曲や、同年に放送されたNHK大河ドラマ「風林火山」紀行テーマ曲を収録。
2009年、池波正太郎の小説を初舞台化した「その男(主演:上川隆也 演出:ラサール石井)と、司馬遼太郎の世界観を朗読・芝居・音楽で表現した朗読活劇Recita Calda「義経」(語り手:大沢たかお)の音楽を担当。さらに、ピアニスト・プロデューサー塩谷哲とユニット“AGA-SHIO”を組みアルバムをリリースし、翌2010年には日本・ヨーロッパ各所アフリカの9カ国にてツアーを行う。
同年、津軽民謡を中心とした古典曲をスタジオにて録音した『十季』とベストアルバム『THE BEST OF HIROMITSUAGATSUMA -Freedom-』を同時リリースし、11月に渋谷Bunkamuraオーチャードホールにて綾戸智恵・志村けん・藤原道山・夏川りみ・村治佳織をゲストに招き「10周年特別公演~伝統と革新~」を行う。2011年には、海外で評価の高い日本人アーティストを集結させたプロデュースイベント「日本流伝心祭−クサビ−」を立ち上げる。
2012年には藤原道山(尺八)春風亭小朝(落語)との公演「和心伝心」を行う。
10月にはアルバム『楔-KUSABI-』を発売し、渋谷公会堂で林 英哲、宮沢和史、雅-MIYAVI-をはじめとし、全7アーティスト参加による「日本流伝心祭-クサビ-楔 其の弐」を開催。大盛況に終わる。
“津軽三味線の伝統と革新”を追求し、様々なジャンルを超越した創作を続ける姿勢は国内外から高い評価を得えている。
2013年内閣総理大臣主催の「TOKYO2020公式夕食会」、「第5回アフリカ開発会議 公式首脳晩餐会」において、日本を代表して演奏を披露。
津軽三味線奏者としては初めて、市川海老蔵の本興業に作曲、演奏での参加。その後市川猿之助など歌舞伎役者との交流を深めている。
また日本全国の小学校において日本の伝統音楽の魅力を伝える授業を行っており、次世代への文化伝承にも力を注いでいる。
ニューアルバム「伝統と革新―起―」 2015.5.20 リリース!
COCQ-85261/¥3,000(税抜)
ソロ・デビュー15周年
永遠の革新、これ伝統なり。
三味線を携えた新たな旅路が今、始まる。
歌舞伎、能、雅楽、民謡、歌謡など日本の音楽の根底にあるものを起源として、ここから発信していく。
ソロ・デビュー15周年を迎える三味線プレイヤー上妻宏光による最新アルバム「伝統と革新」。
デビュー時から「伝統と革新」を掲げて活動し、三味線の世界を拡げて来た上妻宏光が15周年を機に、改めてシリーズで取り上げていく。第1弾は本人の原点でもある「古典」に向き合い、上妻宏光が継いできたもの、築き上げたもの、そしてこれから築き上げていく未来を見据える1枚。
1.越天楽(えてんらく)弦奏曲
編曲:上妻宏光&伊賀拓郎
Pf・Syn:伊賀拓郎、Guitar:堀崎翔、Bass:渡邉裕美、Drums:赤迫翔太
2.獅子の風 尺八:藤原道山
作曲:上妻宏光/編曲:伊賀拓郎
尺八:藤原道山、Pf・Syn:伊賀拓郎、Bass:渡邉裕美
小鼓(サンプリング音源):田中傳次郎、当り鉦(サンプリング音源):上妻宏光
3.六本の伎
作曲:上妻宏光/作調:田中傳次郎
長唄三味線:杵屋勝松・杵屋勝国悠、太鼓:田中傳次郎、笛:望月太喜之助
※六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』(2015年)
4.津軽おはら節
5.風 2015ver. 謡:山井綱雄
作曲:上妻宏光/編曲:伊賀拓郎
謡:山井綱雄、Pf・Syn:伊賀拓郎、Bass:渡邉裕美、Perc:はたけやま裕
6.大蛇(おろち)~ABKAI~
作曲:上妻宏光/作調:田中傳次郎
長唄:杵屋勝松・杵屋勝国悠、太鼓:田中傳次郎
※市川海老蔵 第二回 自主公演「ABKAI 2014」新