公演情報

PDF表面:天満敦子ソロ・ヴァイオリン・コンサート

PDF表面:天満敦子ソロ・ヴァイオリン・コンサート

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しみじみと浸る・・・ストラディヴァリウス晩年の名器で奏でる心の歌

天満敦子ソロ・ヴァイオリン・コンサート

タイトル 天満敦子ソロ・ヴァイオリン・コンサート
日 時 2016年5月29日(日) 1:30pm開演(1:00pm開場)
会 場 札幌コンサートホール Kitara大ホール
料 金

全席指定 ¥4,000  (税込)

※車椅子席 ¥2,000 (オフィス・ワンで取り扱い)

※未就学児の入場不可

曲 目 ●雪の降る街を(中田喜直)●落葉松(小林秀雄)●この道・城ヶ島の雨(山田耕筰・梁田貞)●五木の子守唄(熊本県民謡)●鳥の歌(カタロニア民謡/カザルス編)●タイスの瞑想曲(マスネ)●シチリアーナ(フォーレ)●ジュピター(ホルスト)●アメイジング・グレイス(黒人霊歌)●望郷のバラード(ポルムベスク) 他
リンク
コード [Pコード] 285-327 [Lコード] 15832

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天満敦子が、3年半ぶりに札幌Kitaraでコンサートを開催いたします。

昨年6月に発売されたニューアルバム「旅人のうた」は、「ふるさとを想い、涙する・・・人生はさすらう旅人のようなもの」という天満敦子の想いで集められた名曲の数々が収録されました。

今回のコンサートでは、アルバム収録曲を交え、人生の哀歌、応援歌、ふるさと日本の歌、そして祈りの歌の数々を、ソロ演奏でお届けいたします。聴く者の心と共振する豊かな感性、卓越した演奏、そして名器ストラディヴァリウスの豊潤にして繊細な美音。天満敦子の心の歌にしみじみと浸るひとときを是非御一緒に。

CDジャケット写真

旅人のうた/天満敦子

天満敦子 (ヴァイオリン) (01-14)、(ヴィオラ) (15)

岡田博美 (ピアノ) (04、14を除く)

録音:2015年4月21日・24日 川口リリア音楽ホール
【192kHz/24bit 高品質録音】

税込 ¥3,000
[KICC-1150]

【曲目】
01.旅人の詩(小林亜星) 02.花は咲く(菅野よう子/和田 薫編) 03.雪の降る街を(中田喜直) 04.五木の子守唄(熊本県民謡) 05.からたちの花(山田耕筰) 06.ヴァイオリンとハープと弦楽オーケストラのための 雅俗二譚(和田 薫)第一譚 07.第二譚 08.アンダンテ~ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(1953)より~ (間宮芳生) 09.スワニー河(故郷の人々)(フォスター/クライスラー編) 10.家路(ドヴォルザーク/クライスラー編) 11.白鳥(サン=サーンス) 12.アヴェ・マリア(グノー) 13.望郷のバラード(ポルムベスク) 14.月の沙漠(佐々木すぐる/柿沼 唯編) 15.<ボーナストラック>オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)(ヘンデル)【ヴィオラ演奏】

天満敦子 ATSUKO TEMMA (ヴァイオリン)

天満敦子

東京都出身。6歳よりヴァイオリンをはじめ、小学校時代、NHK・TV「ヴァイオリンのおけいこ」に出演。講師の故江藤俊哉氏に資質を認められて音楽家への道を志した。東京芸大在学中に日本音楽コンクール第1位、ロン・ティボー国際コンクール特別銀賞等を受賞して注目を浴びる。海野義雄、故レオニード・コーガン、ヘルマン・クレッ バースらに師事。

1992年「文化使節」として訪れたルーマニアで、「ダヴィッド・オイストラフ以来の感激」(同国文化大臣)と高い評価を受け、公演は空前の成功を収めた。翌年この訪問が縁で巡り会った同国の「薄幸の天才作曲家」ポルムベスクの「望郷のバラード」を日本に紹介、以後この作品は天満敦子の代名詞とさえ言えるほどのクラシック界異例の大ヒット曲となった。憂いをおびた美しい旋律とともに、曲に秘められたエピソードも話題をよんだ。

朝日新聞朝刊に1998年7月から1年余り連載された小説『百年の預言』(著/芥川賞作家高樹のぶ子)に登場する情熱の女主人公走馬充子(そうまみつこ)は彼女がモデル。作品を貫いて流れる憂愁の旋律<バラーダ>は、言うまでもなく「望郷のバラード」。

NHK・BSと総合で95年より再三放映された「わが心の旅・漂泊のバラーダ」は視聴者に深い感動を与えた。2000年文芸春秋社より自伝的エッセイ『わが心の歌 望郷のバラード』が処女出版され、好評を得て版を重ねている。2005年5月以降再三放送されているNHKスペシャルのドキュメンタリードラマ「望郷」 (脚本・演出/岡崎栄)では同年1月の紀尾井ホールでの「望郷のバラード」演奏シーンが使われ、曲の美しさに加え、天満敦子の人間的魅力が改めて脚光を浴びた。

これまで多数のCDを発売。そのうち、1993年録音の「望郷のバラード」(アートユニオン)は大ヒットとなり、「現代日本のヴァイオリン音楽・抄」は文化庁芸術作品賞に輝く。キングレコードへの移籍後、この秘曲との巡り合い10周年を記念して2003年秋に発売された「Balada(望郷のバラード)」は高い人気を得て、これまたロングセラーを記録している。2004年1月放送の「吉岡秀隆シルクロード浪漫」(東海テレビ開局45周年記念特番)では小林亜星が作曲したテーマ曲の演奏を担当。同時にCD「シルクロード浪漫」を発売。5月には初のDVD「望郷のバラード〜天満敦子in葉山2004」(神奈川県立近代美術館葉山開館記念ミュージアムコンサート)もリリースされた。また11月には待望のバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲CDが発売され、楽壇の注目を集める。2005年4月には天満ファンを自認する小林亜星の書き下ろし作品3曲を含む<日本のうた>アルバム「ねむの木の子守歌」、9月にはオルガンの小林英之と共演した「祈り」が完成して、好評発売中。 2005年12月「ねむの木の子守歌」が第47回日本レコード大賞企画賞を受賞という栄誉に輝いた。2006年9月には"旅へのロマン"をテーマにしたCD「ツィゴイネルワイゼン」を、2007年6月には"愛"をテーマにしたCD「愛のあいさつ」をリリースし、これまたベストセラーを記録している。

天衣無縫、個性味あふれる語り口と、ステージにおける強烈な自己投入が、彼女の魅力と言われるが、その裏に秘められた深い譜読みと、絶えざる研鑽の日々を知る人は少ない。現在、東邦音楽大学大学院教授。

使用のヴァイオリンはアントニオ・ストラディヴァリウス晩年の名作。弓は伝説の巨匠ウージェーヌ・イザイ遺愛の名弓。

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