Legend―伝説の生まれるその夜
アレクサンダー・ガジェヴ
ピアノ・リサイタル
ガジェヴは、スロベニアとの国境近くに位置するゴリツィア(イタリア)でピアノ教師である両親のもとに生まれ、多様な人種、文化、言語が行き来する環境で育ちました。幼少期から天性の才能が注目され様々なコンクールで優勝、早くから国際的な場で高い評価を得てきました。
日本では、2015年に浜松国際ピアン・コンクール優勝でその名を知られ、2021年ショパン・コンクールでは個性的で霊感溢れる演奏が多くの聴衆を魅了、反田恭平と共に第2位、そしてクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)も受賞いたしました。
今回2度目となる札幌でのリサイタルでは、シューベルト、チャイコフスキー、ショパン、そしてプロコフィエフからなる魅力的なプログラムです。秋も深まる11月、Kitaraホールにてガジェヴの新境地を堪能ください。
タイトル | アレクサンダー・ガジェヴ ピアノ・リサイタル |
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日時 | 2025年11月13日(木)19:00開演(18:30開場) |
会場 | 札幌コンサートホール Kitara大ホール |
料金 |
S ¥6,000 / A ¥5,000 [税込] ※車椅子席 ¥3,000(オフィス・ワンで取り扱い) ※未就学児の入場不可 ※8/8(金)発売 |
曲目 |
●シューベルト:即興曲集から第2番、第3番 ●ショパン:バラード第4番、ポロネーズ第6番「英雄」 ●チャイコフスキー:ドゥムカ ●プロコフィエフ: ※曲目、曲順は変更となる場合があります。 |
リンク | |
コード | [Pコード] 304-262 [Lコード] 12109 |
アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)Alexander Gadjiev, Piano

© Vitoria Nazarova
多様な人々・文化・言語がごく自然に交差しているイタリアのゴリツィアで生まれ、音楽と中央ヨーロッパの文化に囲まれた幼少期はガジェヴの歩みを決定づける。父に師事し、9 歳でオーケストラと初共演、10 歳で初リサイタルを開いた。2013 年、17 歳でイタリアの教育機関で最高評価を得た若手だけが競う「プレミオ・ヴェネツィア」での覇者となった後、出場するコンクールでほぼすべて優勝。2023年にはイタリアの権威あるアッビアーティ賞と、スロベニアのプレシェーレン賞を受賞。そして2023/24年からUnione Musicale のアーティスト・イン・レジデンスを、また「ノヴァ・ゴリツィア/ ゴリツィア欧州文化首都2025」の文化大使を務める。
これまでルイージ指揮/RAI 国立響、ゲルギエフ指揮/ マリインスキー劇場管、メータ指揮/ フィレンツェ五月音楽祭管をはじめ、指揮者ではテミルカーノフ、ヴィット、井上道義、高関健、広上淳一、山田和樹らと共演している。今年6 月のウィーン楽友協会でのスロベニア・フィルとの共演も大成功に終わった。2024 年からは毎年ロンドンのウィグモアホールでリサイタルを行う。ヴェルビエ音楽祭、オールドバラ音楽祭などにも参加している。
アレクサンダー・ガジェヴ ニューアルバム発売決定!
『伝説/ムソルグスキー:展覧会の絵ほか』
●ドビュッシー:沈める寺(前奏曲第1巻)●フランク::前奏曲、フーガと変奏Op.18/●リスト::葬送(詩的で宗教的な調べ)●プロコフィエフ:伝説Op.12-6●スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」Op.68、エチュードOp.8-12●バッハ/ジロティ:前奏曲ロ短調
アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)
録音:2024年12月/CD番号未定
8月22日発売予定
輸入・販売元:ナクソス・ジャパン
先行予約情報
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※7/29(火)までに会員登録が必要です。電話でお申込みください。会員登録番号をお知らせいたします。

シューベルトとプロコフィエフの音楽は、意外にも相性が抜群!と僕はかねてから考えていました。いずれも力強いリリシズム(抒情性)を持ち味とし、多彩な陰影や表情をきかせます。さらに、確固たる存在感を示す“舞踊” が、重厚な情感に軽やかな気分を添えています。
僕にとって、プロコフィエフは最も色彩豊かな作曲家です。彼は、さまざまな要素を、誰も思いつかないような斬新な切り口でひとつにまとめ上げます。だからこそ彼の音楽は、つねに新鮮で、意表をつく組み合わせに富んでいるのです。ピアノ・ソナタ第7 番「戦争ソナタ」は、目覚ましいリズム、美しいリリシズム、独特な和声感を特長とする傑作。僕が愛してやまない作品です。
皆さま、ぜひ聴きにいらしてください。
アレクサンダー・ガジェヴ

Alexander Gadjiev