磨かれたソプラノでよみがえる、「歌」のドラマ。
鮫島有美子「愛の讃歌」~岩谷時子の世界~
タイトル | 鮫島有美子「愛の讃歌」~岩谷時子の世界~ |
---|---|
日 時 | 2012年12月18日(火) 7:00pm開演(6:30pm開場) |
会 場 | 札幌コンサートホール Kitara大ホール |
料 金 |
|
出 演 |
鮫島有美子(ソプラノ)、宮川彬良(作・編曲・ピアノ)、一本茂樹(ベース)、佐藤芳明(アコーディオン、阪本純志(パーカッション)、田中研(コーラス)、上原理生(コーラス)、境裕貴(コーラス) ※構成・演出:青井陽治 |
予定曲目 | ●ウナ・セラ・ディ東京 ●恋のバカンス ●夜明けの歌 ●バラ色の人生 ●いいじゃないの幸せならば 他 |
リンク | |
コード |
[Pコード] 176-417 [Lコード] 12166 |
温かく澄んだソプラノと美しい日本語で、様々なジャンルの「歌」に新たな命を与え、多くのファンを魅了してきた鮫島有美子が、2年半ぶりに札幌でコンサートを開催いたします。
戦後日本、多くの人々にとってヨーロッパやアメリカがまだ遠い憧れだった時代、パリの香り漂うシャンソンを歌い、華やかなミュージカル・スターとして活躍した越路吹雪は、独特の存在感を放っていました。今回は、そのマネージャーとして共に歩みながら、数々の作詞・訳詞を手がけ次々とヒット曲を生み出してきた岩谷時子の世界をお届けいたします。
鮫島有美子は、2004年に発売されたCD「アマリア~岩谷時子の世界」で、その詞に籠められた人生の奥深さ、愛と悲しみのドラマを歌い、新たなスタンダードとしてよみがえらせました。
今回は、アレンジャー/ピアニストとしてCDでも共演した宮川彬良をはじめ、アコーディオン、ベース、パーカッションン、コーラスが加わった新しい構成・演出で念願のコンサートが実現いたします。
誰もが口ずさんだことのある昭和のヒット曲、一世を風靡したシャンソン・・・。懐かしいあの頃に想いを馳せて、鮫島有美子による「歌」のドラマをお楽しみください。

鮫島有美子/アマリア~岩谷時子の世界~
①ラストダンスは私に②ある愛の詩③オー・シャンゼリゼ④汐風の中で⑤旅人よ⑥ウナ・セラ・ディ・東京⑦アマリア⑧夜明けのうた⑨セ・シ・ボン⑩家へ帰るのが怖い⑪百万本のバラ⑫いいじゃないの幸せならば
鮫島有美子(ソプラノ)/宮川彬良編曲・指揮 室内アンサンブル
COCQ-83802 ¥3,000(税込)
- シルクの声
-
鮫島有美子さんの名前は、もちろん私も知っていて、一度だけ紹介されてもいたが、この夏、また思いがけなく、お目にかかる機会が出来た。ウィーンから日本へ仕事もかねて帰国されたと聞いた。
二人で、お茶を飲みながら、そっと渡されたのは御自身の歌を吹き込んだ一枚のCDだった。
鮫島さんは飾り気のない、和やかな方である。
私は、夜、家に帰るとすぐ暗い自分の部屋へ入り一つだけ電灯をつけてCDを置いた。
磨かれたソプラノは透明で、詞のなかから自在にドラマを歌い上げ夢幻の世界に漂う想いだった。外国で暮らしていらっしゃるのは良いことだと思う。
鮫島さんの声で日本の昔の物語やおとぎ話などを歌っていただければと私は夢みている。鮫島さんの歌声にはドラマがあり、鮫島さんの感性には心を打つものがあるのだ。
岩谷時子 (CD「アマリア」ライナーノーツより)