尺八の新たな魅力を拓く第一人者として幅広いジャンルで活躍中の藤原道山、5オクターブのマリンバを自在に操り独自の音楽世界を奏でるSINSKE。
世界に類のない「尺八とマリンバ」のデュオでオーケストラのような多彩な響きをお楽しみいただきます。
今回は「東方見聞録」と題し、日本の古謡、民謡、さらに19世紀の西洋で流行した「ジャポニズム」にインスパイアされたドビュッシーやラヴェルの作品からなる名曲の数々を中心にお届けいたします。
藤原道山(尺八演奏家)
初代 山本邦山に師事。東京藝術大学卒業、同大学院音楽研究科修了。安宅賞、江戸川区文化功績賞、松尾芸能賞新人賞、平成30年度文化庁芸術祭優秀賞(アルバム”季(TOKI)-冬”)、台湾・金曲奨(Golden Melody Awards)「最優秀編曲賞」(KOBUDO -古武道-)、令和二年度(第71回)芸術選奨 文部科学大臣賞、第5回 服部真二賞を受賞。これまでにCD、映像作品等多数リリース。伝統音楽の演奏活動及び研究を行うと共に、「KOBUDO -古武道-」や尺八アンサンブル「風雅竹韻」等ユニット活動、様々なジャンルのミュージシャンとの共演を積極的に行う。映画『武士の一分』にゲスト・ミュージシャンとして参加したほか、ONE PIECE ×人形浄瑠璃 清和文楽『超馴鹿船出冬桜』総合演出・音楽監修、『敦』『マクベス』(野村萬斎演出)、『ろくでなし啄木』(三谷幸喜演出)などの舞台音楽、吉永小百合氏の朗読アルバム「第二楽章 福島への思い」の音楽監修も手がける。小学校及び中学校音楽教科書 (教育芸術社)の執筆・編集・出演や、後進育成など普及・教育活動にも力を注ぐ。現在、都山流尺八楽会所属・大師範。都山流道山会主宰、日本三曲協会会員。東京藝術大学音楽学部准教授。
https://www.dozan.jp
SINSKE(マリンバ奏者)
桐朋学園大学音楽学部打楽器科、ベルギーのブリュッセル、アントワープ両王立音楽院各打楽器科を首席で卒業。マリンバ奏者として欧州にて6年間活動を続け、ベルギー放送交響楽団等のオーケストラとソリストとして共演する他、「第3回世界マリンバコンクール」準優勝を始め、多数の国際コンクールにて入賞する。その後2003年にCDデビュー後に帰国、ポップスからクラシックまで幅広い音楽性で国内外のコンサートホールでの演奏活動を展開。日本舞踊協会新作公演「創国紀」の音楽・演奏を担当するなど、舞台音楽も多数手がけている。これまでにテレビ朝日「題名のない音楽会」「関ジャム 完全燃SHOW」、NHK Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」、NTV「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」等のテレビ番組、新聞、ラジオなど各メディアにて度々取り上げられている。2016年11月SONY mobile「Xperia」WEB CMに出演。2018年CDデビュー15周年を迎え記念公演を福岡シンフォニーホールなどで開催、ヤマハ打楽器親善大使に就任。2019年5月J R東海 TVCM「そうだ 京都、行こう。」苔と新緑編の演奏を担当。2020年には打楽器アンサンブル「音舞人 -On My Beat-」を立ち上げ2年連続でヤマハホール公演や、海外公演を行うなど精力的に活動を展開中。
https://www.sinske.jp/