デビュー20周年記念 感謝を込めてお贈りするスペシャル・プログラム!
及川浩治ピアノ・リサイタル
タイトル | デビュー20周年記念 及川浩治ピアノ・リサイタル |
---|---|
日 時 | 2015年11月20日(金) 7:00pm開演(6:30pm開場) |
会 場 | 札幌コンサートホール Kitara大ホール |
料 金 |
S ¥3,500 A ¥2,500 [税込] ※車椅子席 ¥2,000 (オフィス・ワンで取り扱い) ※未就学児の入場不可 |
曲 目 |
|
リンク | |
コード | [Pコード] 262-504 [Lコード] 14263 |
1995年東京サントリーホールにてリサイタル・デビューを果たした及川浩治は、1999年ショパン・イヤーに行われた「ショパンの旅」コンサートツアーの大成功により全国的にその名を知られました。
その後、国内外で精力的な演奏活動を続け、近年は、東京・大阪での同時プロジェクト【10大協奏曲シリーズ】でも高い評価を得る等、人気・実力共に日本を代表するピアニストとして、今円熟期を迎えております。
ダイナミックな中に独特の繊細さを併せ持つ及川の演奏は、幅広い層の心をとらえ、札幌でも2001年よりほぼ毎年リサイタルが開催され、多くの聴衆を魅了してきました。デビュー20周年記念として開催される今回のリサイタルでは、忘れえぬ名曲で20年の軌跡をたどるスペシャル・プログラムをお届けいたします。
僕がサントリーホールで正式にリサイタル・デビューをしてから、20年が経ちました。
今回のプログラムは、それぞれの曲に忘れることの出来ない思い出がある作品を集めています。
このコンサートを、これまで応援してくださった全ての方々に、心からの感謝をこめてお贈りします。
1曲目にはリストの「ダンテを読んで」をあえて選びました。2009年、体調不良による休養からの復帰リサイタルの最後に演奏した作品だからです。
「ラ・カンパネラ」はアンケートでもリクエストの多い曲で、2度録音していますし演奏会で弾くことも多いので、今回は久しぶりにブゾーニ編曲版をお聴きいただこうと思いました。
ワーグナー/リストの「イゾルデの愛の死」は現在のレコード会社に移籍して最初に録音したCDに収めた作品です。
ショパンのノクターン第16番はワルシャワのショパン・コンクールで1曲目に演奏した曲です。
ラフマニノフのピアノソナタ第2番は10周年記念リサイタルでも最後に弾いた曲で、僕が17歳の時に初めて受けた国際コンクール、ヴィオッティ・ヴァルセイジア・コンクールで演奏した曲でもあります(この時は改訂版でしたが)。
サントリーホールのデビューに先立って日本で演奏活動を始めるきっかけになった日本国際音楽コンクールで初めて、ラフマニノフが書いた2つのバージョン(原典版と改訂版)を自分で再構成した“及川版”を披露しました。
その後も何度か構成を変えて現在に至っている、僕にとって最も思い入れの深い作品の一つです。
及川浩治
及川 浩治 Koji Oikawa, piano

4才からピアノを始める。1984年ヴィオッティ・ヴァルセイジア国際音楽コンクールで第1位受賞。1985年、国立音楽大学に入学。翌1986年にブルガリア国立ソフィア音楽院に留学。1987年にアレクシス・ワイセンベルクの公開セミナーに参加し、ワイセンベルク本人の意向により設けられた最優秀特別賞を受賞、練習用のグランドピアノを授与された。1990年にマルサラ国際音楽コンクールにおいて第1位受賞。また同年、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて最優秀演奏賞(Honourable mention)を受賞。1992年、日本国際音楽コンクールにおいて第2位を受賞している。
1995年にサントリーホールにてデビュー・リサイタルを行い、同年ラムルー管弦楽団定期演奏会(佐渡裕指揮、サル・プレイエル)に招かれパリ・デビューを飾る。
1997年よりミュージック・シェアリング(旧みどり教育財団)による「レクチャー・コンサート」でヴァイオリニスト五嶋みどりと全国各地の小学校、養護学校などで演奏。
1998年、札幌PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に出演。
1999年のショパン没後150年には、「ショパンの旅」というタイトルのコンサート・ツアーを行ない3万5千人をも動員するショパン・イヤー最大規模のイベントとなった。
2002年6月ワイマール州立歌劇場管弦楽団の日本ツアーソリスト、2003年7月にはPMFオーケストラのソリストとして、2004年には佐渡裕ヤング・ピープルズ・コンサートのゲストとして、全国各地で演奏。
2005年サントリーホールで行なわれた「デビュー10周年記念コンサート」は満席となり大成功を収め、2008年~2011年には東京・大阪での同時プロジェクト【及川浩治10大協奏曲シリーズ】に取り組むなど人気・実力共に日本を代表するピアニストである。
2013年はユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーにソリストとして出演しチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」を演奏、2014年はベルリン交響楽団日本ツアーのソリストとしてベートーヴェン「皇帝」を共演。
2015年2月にはテレビ朝日系列「題名のない音楽会」に出演しラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を熱演した。
ダイナミックな中に繊細さをも併せ持ち、内面にダイレクトに訴えかける及川の演奏は多くの絶賛の声とともに幅広い層の共感を得ている。
児玉邦夫・幸子、吉本美南子、コンスタンティン・ガネフ、ジュリア・ガネヴァ、ジャン=マルク・ルイサダの各氏に師事。現在、宮城学院女子大学音楽科特任教授。
CDは、ショパン、ベートーヴェン、リスト、ラフマニノフなどの作品集が発売されており、いずれも高い評価を受けている。2007年の『ベートーヴェン:悲愴、熱情、ワルトシュタイン』と2010年の『ショパン:バラード』が「レコード芸術」誌特選盤に選出されている。
2015年は秋から「デビュー20周年記念リサイタル」の全国ツアーを予定。
及川浩治オフィシャルサイト koji-oikawa.com